VOICE! 2014年

沖縄密約不開示が確定!怒れ怒れ  いとうちあきさん

2014.7.15

 

西山さんの怒りは如何ばかりか、みんなみんな怒らねば日本国民は阿呆になる、最高裁の判決だ。西山さんは昨年松井九条の会へ来てくれ講演された。
淡々と当時の実情と現在を語る西山さんに静かで重く深い怒りを感じた。
今回の最高裁の判決は予想されてはいたものの不当非道不法なものだ。事前にマスコミに流し国民の怒りを薄めるようなやりかたからも察せられる、安倍政権と同根の不当無法な判決だ。日本の悪の最高位は最高裁判所と明白になった。それと一緒の安倍自公政権は日本を不法な無法な非秩序社会へと改造しつつあると言えよう。

 

「失敗を恐れずいまの若者から学ぼう」鎌田富男さん(78才)

2014.6.10

私の経験 

 私の職場では1956年ごろから職場の青年に大きな変化が現れ。60年安保以前に三桁の民青があり、無数のサークルがありました。60年代の後半には青年サークルが大激減、民青、学習協が姿をけしたのは70年の初めでした。当時「青年問題は偉大な空白」といわれていたように記憶しています。  

 

ショックを受けた「東大教育学部の大学院生Uさん」の発言 

  定年になってから65(1995)当時、気の合った少数の仲間と「若者実態調査」というサークルで勉強会をやっていました。参加していた東大院生のUさんから「鎌田さん、階級社会論だけで今の青年・学生は捉えられませんよ。現在の青年学生は、圧倒的に『企業社会論』の立場にいますよ」といわれました。このショックから「若者の活きた現実を知る」というテーマに視点を換えることにました。Uさんは現在少壮の教育学者として活躍されています。  

 

新婦人の記事に驚く 

新婦人の新聞に「二歳からゲーム機で遊ぶ」という記事を読み事務所を訪ねて議論したのは、つい最近のことです。 

  職場が印刷関係だったために70年代の終わりから「アナログ・デジタル論争」の渦中にありました。その後の技術的発展も予想もしないスピードと広がりです。「高度情報化社会」が社会生活を大転換させたと思います。 

その一つがコマーシャル文化です。幼児からテレビコマーシャルが子どもを捉え、幼児の趣向、要求を左右している、という学者もいます。お菓子、趣向品、色、音楽などの売り上げの作戦は「コマーシャル文化による幼児教育」と位置づける評論家もいます。この影響は、幼児、小中児童、高校・大学生、青年社員へと若者総体に世代別に計り知れない大きな ものがあると思います。  

 

渡辺治氏の発言(革新懇の発言から) 

「九条の問題、平和の問題は、若者にとって、生まれてからずっと存在していた空気のような存在だ。彼らが何も立ち上がらなくても平和はあったし、徴兵はないし、日本は戦争しないと思っているからだ。平和は守れないと彼ら自身が自覚したとき、彼らは彼らのやり方で、私たちの考えもつかないような大きな力を発揮する。人に言われなくても立ち上がる。」 

 

未来社会はこの若者たちが切り開く運命にある 

 私たちが理想とする未来の「共同社会」は、人間が個人として自立し、完全に自由を獲得し、希望に応じて活きる社会とされている。 

 現在の資本主義社会は「超資本主義」という学者もいる。物質的土台は資本主義を超えた転換期に来つつあると思います。この転換の時代を作り上げると思うのが現在の若者(幼児も含めて)だと断定しても過言とはいえないと思います。