7.29脱原発「国会大包囲」に参加して

狭山住人さん  2012.7.30付

昼間は気絶するほど暑かったですね。
ここのところ 回数券を買って往復するようになりました。
昨夜は、ようやく9時半すぎに帰宅しました。
9時半すぎのNHKニュースに間に合いましたが、さらりとしか報道しませんでしたね。ふふ。

集会に続いて午後4時過ぎからデモが始まったようですが、最初の隊列が日比谷公園に帰って来ても、会場にはまだ人々が会場に溢れかえっていました。
それで、私はもう一回デモに付いて行ったのですが、そのデモ隊が帰ってきても、さらに、まだ出発できない隊列がありました。
最後尾は「東京土建」という幟を掲げたみなさんでした。6時過ぎのことです。
参加者の多さをこれだけでも実感しました。
民意を踏みにじることへのひとびとの怒りが収まっていないと考えます。
それに加えて「原子力規制委員会」の人事(原子力ムラの人たちが任命されようとしていること)への異議と危機感があります。原子力ムラの田中俊一さんが委員長なんてひどい内容ですから。

自販機で水を求め一息ついて日比谷公園から国会へ向かいます。
お巡りさんの「空いているから」との誘導で官邸前に行ったのはいいのですが、これでは全体がわからないと思い直し引き返して、あらためて国会正門前に向かいました。
もうあふれておりましたね、抗議の人々が。
ようやく正門前近くに辿り着き陣取りまして声をあげておりましたが、人々が次から次にあふれるように押し寄せてくるのが実感できました。
呼びかけのとおり、全国各地から集まっていましたね。
ここのところの金曜日より多かったように感じました。

国会正門前で、7時前には周りのみなさんがキャンドルに火を灯しました。
「それ、どうしたんですか」と訊きましたら、配っていたというのですが私は遅く辿り着いてありつけませんでした。
ならばと、持参したLEDライトを灯しキャンドル・チェーンに加わりました。とにかく、時間が経つにつれ歩道が埋まり身動きとれず、あぶない状況になっておりました。そうしましたら、向こう側の国会正門前で車道に出た一団があったらしく、機動隊の車が一斉に赤ランプを灯し集合し、お巡りさんたちも走りだすという緊張の場面もありました(逮捕者もいたのでは)。
いずれにしても国会正門前の規制された歩道内では、押し寄せる人々で危険になり車道にはみ出し始めたのは自然の成り行きでした。
それでも、終了予定の8時過ぎには解散していきました、整然としたものでした。
根底には理不尽にたいする怒りがありますから、これからも運動の持続性、粘り強さは続くことでしょう。

私の感じでは毎週の金曜日よりはるかに多かったように感じましたのですが…。夜9時半過ぎのNHK報道のような軽いものだったでしょうか。歴史的な出来事のまっただなかにいることを体感しました。


*国会正門前にどのくらいの人がいたかって?カメラマンの佐藤信敏さんの作品なんだそうです。360度パノラマ。
http://nobphoto01.sakura.ne.jp/qtvr/houimou2012/houimou2012.07.29.html